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糖鎖とはどのようなものでしょうか

糖鎖とは文字通り糖が鎖のように多数結合した高分子で、デンプンやグリコーゲンのようにエネルギー源となるものや、セルロースや食物繊維などがありますが、生化学的な話題となる場合にはこのようなタイプのものではなくて、タンパク質や脂質分子に結合した形で存在するものを指すことが多いです。

生体内でタンパク質や脂質は重要な働きを担っていますが、実はそれら単独で働いているのではなく、そこに鎖状になった糖の分子が付いているものが多いことが知られるようになってきています。

これは決してエネルギー源となっている訳ではなく、その分子があって初めてそのタンパク質や脂質が生体内で求められる本来の働きができるようになっているのです。

糖鎖とは言ってももちろん適当に何でもくっ付いていれば良いわけでは明らかになさそうです。

栄養素としての単糖はせいぜいグルコース、フルクトース、ガラクトース程度かもしれませんが、タンパク質や脂質に結合している糖は8種類もあることが分かっており、それらが適切な順番で結合していることが機能を果たすためにはどうやら必須のようなのです。

ところが、これを可能にする仕組みがまだ科学的に十分に解明されていません。

タンパク質も同じようにアミノ酸が鎖状に繋がった高分子ですが、これはDNA中にどのアミノ酸をどの順番で繋げるかの遺伝情報が含まれていることが分かっています。

一方で糖鎖については、重要な役割を果たしているにも関わらず情報源に相当するものが何なのか分かっていません。